形の共鳴
「二度ある事は三度ある。」という諺があります。
イギリスの生物学者、アルバート・ルパート・シェルドレク は、「この諺には真理がある。」と考えました。
彼はこれについて「形の共鳴」という言葉で定義化を試みました。
私のサイトでは「形の共鳴」という言葉をよく引用します。
彼の説は、一般に「モルフォジェネティク・フィールド説」と呼ばれます。
簡単に言えば、「直接的な接触が無くても、ある人や物に起きたことが他の人や物に伝播する」とするとう考え方です。
- あらゆるシステムの形態は、過去に存在した同じような形態の影響を受けて、過去と同じような形態を継承する(時間的相関関係)。
- 離れた場所に起こった一方の出来事が、他方の出来事に影響する(空間的相関関係)。
- 形態のみならず、行動パターンも共鳴する。
- これらは「形の場」による「形の共鳴」と呼ばれるプロセスによって起こる。
私たちは「二度ある事は三度ある。」を日常的に感じています。
あなたは同時に違う人から電話を貰う事があります。
その人同士に何の関連性も無いのに。
このケースはどんな確率ですか?
あなたの膝は一日に2回以上机の角にぶつける事があります。
このケースはどんな確率ですか?
これらのケースの確率の算出結果は非常に低いです。
これは奇跡ですか?
いいえ違います。単なる日常のささないな出来事です。
私たちはこれらの現象を奇跡と受け止めるより、「形の共鳴」と受け止める方がより自然です。
多くの人が彼のシェルドレイクの説を疑似科学だと言い、公に非難します。
しかし、彼らは「偶然の偏り」を無視して、「均質なランダムの偶然」の存在を信じているだけです。
代替えの説無しに、彼を批難するのは安易な事です。
誰ひとりとして、電話の件や膝の怪我のような「偶然の偏り」について説明できません。
厳密に言えば、未だ誰も「均質なランダムの偶然」が現実世界に存在できる事を証明していません。
彼の説を軽んじる前に、彼らは”偶然”、”事故”、”運”の有り方について、正確に考え直すべきです。
このような論争を、一般に「形而上学的問題」と言います。
公開実験
1983年BBC放送で, 隠されたイメージの絵を使った一連の公開実験がありました。(下記イラスト参照)
BBC放送の実験で使われたかくし絵
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隠し絵 1
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隠し絵 2
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この実験には2つのだまし絵が要ります。
一枚とその答えはTV公開しません。 (=Image-1)
二枚目とその答えは2万人の視聴者にTV公開します。(=Image-2)
公開前に1000人の人々に対して2枚の絵のテストをします。(=Group-A)
公開後に別の800人の人々に対して2枚の絵のテストをします。(=Group-B)
両グループの人々は、放映から離れた地域に住む人々の中から選ばれます。
結果、Image-1の正答率は、放映前9.2%、放映後10.0%。
Image-2の正答率は、放映前3.9%、放映後6.8%。
これにより、TV公開したイメージの正答率の方が公開しないものより増加している事がわかります。
この実験はシェルドレイクを有名にしました。
隠れたイメージ
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解答1
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解答2
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また、シェルドレイクは記憶や経験は、脳ではなく、種ごとサーバーのような場所に保存されており、 脳は単なる受信機に過ぎず、記憶喪失の回復が起こるのもこれで説明が付く、という仮説も提唱しています。
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