形而上学的問題

 Enoch & Metatron 

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形而上学的問題


 形而上学とは、感覚的、経験的には感じる事だが、それを認識する事(見たり、確かめたりする事)すら出来ない事をテーマとする学問。 例えば、神、人の存在や意味、まじないの効果、超能力、占いなど。

 実はこのような物が存在しないと一方的に主張する人も、厳密には科学的とはいえない。 彼らは偶然に偏りが無い事を証明していない。 彼らは、理論上の偶然と、現実の偶然を、無意識に混同している。

 このような事がらの有無を論争する問題を、「形而上学的問題」と言う。 この分野の問題は、アリストテレス(前384年 - 前322年)の頃から、多くの哲学者が取りざたされているが、 結局、「これについて何も言えない。」以上の答えを出していない。 形而上学的問題を扱うための専門用語言い方を変えたり、体系を並べ替えたり、見方を変えたりはしても、 新しい発見は何も無い。

 シェルドレイクの「モルフォジェネティク・フィールド説」は、非常に素晴らしい。精神世界の規則性を説明する根幹の一つになる。 証明は非常に難しいが、私はこれを真理だと思う。 が、科学的証明の根拠となるのに十分な実験方法が考案できていとは思わない。 現在のアプローチでは、科学的証明には辿りつけない。その事は彼も理解してると思う。 もし、証明されるとすれば、超能力の観察が可能になり、超能力が認知された後、別の角度から為されると思う。 私は、彼は1000年先にの科学を語っていると思う。

 またシェルドレイクの現在の問題点は、実験方法が科学的か非科学的かとう問題ではない。 彼の実験方法は、人々を扇動できるだけの、ショウとして魅力が無い。 それが問題だ。 形而学上的問題を引きづりなら、社会的に支持を多く得ている事象は存在する。



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